台風が"追い風"に 〜能代風力発電所 (12/17) |
東北自然エネルギー開発(仙台市、斎藤哲郎社長)は、能代風力発電所(能代市浅内)の運転開始3年目(15年11月-16年10月)の発電状況をまとめた。年間総発電量は3,493万kWhで、前年比2.9%の増。標準世帯1万戸の1年分の消費電力に相当する発電量を確保するなど順調に推移した。 同社のまとめによると、年間で最も発電量が多かったのは12月の566万kWh。冬場は強い季節風が吹き付けるため総じて発電量が多く、1月は522万kWh。2月は496万kWhなどと高水準となっている。逆に初夏から秋にかけては発電量が少ない傾向にあり、最小だったのは7月の85万kWh。6月も91万kWhといずれも前年実績を下回ったが、8月は150万kWhと前年を37.3%も上回った。同社の多田恵汎常務は「台風15、16号が相次いで秋田沖を通過したため、夏場としては予想以上の発電量になった」と話している。 風車の年平均利用率(発電能力に対する実際の発電量の割合)は27.6%で、営業運転開始前に実施した風況調査で設定した目標値27.2%をクリアした。 同発電所は、自然エネルギーの利用を望む企業向けに「グリーン電力」を供給する東北発の発電所として、13年11月に営業運転を開始。日本海に面した浅内地区の3キロにわたり定格出力600kWの風車24基が稼動している。12月17日秋田魁新報より転載 今年は度重なる台風の影響による被害が各地で続出しましたが、秋田近辺の風車には被害はなく、逆に例年発電量が低迷する夏場に予想以上の発電量をもたらしてくれたんですね。設計時の設備利用率を達成できずに破綻に至るケースも出ているなか、目標以上の発電量を稼いでいるとは技術者の設計精度の高さに感服します。 |
ENERCON発見 (12/9) |
秋田港に風車の資材が置かれているとの情報から、早速昼休みに確認に出掛けた。場所は天王バイパス交差点を直進した通称北防付近。秋田港ENERCON |
NHK天風丸取材 (1/16) |
NHK教育の『NHKジュニアスペシャル』の撮影スタッフが、天風丸の取材に秋田を訪れました。地球の環境問題をテーマに新エネルギーについて取上げるようで、日本で2例目となる市民風車『天風丸』の取材を天王町の現場他で行いました。 取材の模様はこちらから |