市民風車応援し隊大募集 (5/18) |
秋田市の秋田マリーナ隣接地と向浜に市民風車が誕生しました! 市民風車のひろば みんなでつくろう! 2003年に稼動を開始した潟上市天王町の「天風丸」につづき今年3月に2基のあきた市民風車が誕生しました。市民風車の会あきたではできるだけ多くの方に自然エネルギーを生み出す風車に触れていただきたいと考えており、風車を中心としたひろばをつくり、どなたでも気軽に利用していただける環境学習の場として地域の方に親しんでいただきたいと考えております。 市民風車の会あきたとは? わたしたちは「市民風車」をシンボルとし、親子でのワークショップや自然エネルギーセミナーなど地球温暖化防止活動、自然エネルギーの普及啓発活動を行っている市民団体です。 〜未来へのおくりもの〜 "市民風車"に名前を刻みませんか? わたしたちが住む地球はみんなのもの。だから私たちが守らなければ。地球温暖化を止めたい、すばらしい環境をこのままの姿で未来に残したい、そう願うひとびとの想いが集まり全国に市民風車の仲間が増えています。 みんなでつくろう風車のひろば! この度、「市民風車を応援したい」とお考えの皆様より寄付を募り環境学習や風車の見学など誰もが自由に風車にふれることのできる「風車のひろば」をつくることを計画しております。大人も子どもも一緒になって地球環境の事やエネルギーの事を考える場。そんな風車のひろばづくりにご協力ください。また寄付をしていただきました方への特典といたしまして、ご希望されるすべての方のお名前を風車に記名させていただきたいと考えております。お寄せいただいた寄付金は風車周辺の整備・緑化、記名シートの作成費用等として運用させていただきます。ぜひともご協力くださいますようお願い申し上げます。 寄付して頂いた方への特典 1)市民風車(秋田マリーナ隣接)への記名 2)1年間会報無料送付(季刊) 3)セミナー等催しのご案内 4)風車の広場でのイベントのご案内(オープニングセレモニー、風車見学会の開催を予定しております。 参加方法 一口2,000円以上(1,000円単位)の寄付を指定口座へお振込み下さい。 お振込みの際 1)風車に記名する名前(記名ご希望の方のみ) 2)振込み人氏名 3)住所 4)電話番号 5)Eメールアドレス(お持ちの場合) を振込用紙に必ずご記入下さい。 市民風車とは? 「地球に優しい、安全な自然エネルギーをもっと増やしたい」そう願う市民自らが参加し地域でつくる「市民風車」。北海道から全国に広がった市民風車の仲間は現在10機に増え、環境に優しいだけではなく「風」を地域のエネルギーとし、まちの経済にも還元しています。厄介者だった風が市民風車を通じて地域の自立に役立つエネルギーへとかわります。 秋田での取組み 秋田は全国でも3番目に風力発電が多い「風車のまち」(2005年3月現在83基)。2003年には潟上市天王に秋田で初めてのあきた市民風車「天風丸」が誕生。約400名の方が市民風車づくりに参加しました。今年3月にはあきた市民風車2号機、3号機が秋田市に誕生し、秋田県内では合計3基の市民風車が稼動しております。市民風車についてのお問合せは当会事務局(018−863−0800)までお気軽にどうぞ。 市民風車の会あきたのHPはこちら |
マグナス風車情報追加 (2/27) |
新方式「マグナス効果」を使った風力発電〜メカロ秋田が製品化に向けて開発を加速
http://venturewatch.jp/nedo/20060223.html http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/eco/423050 「マグナス効果」と呼ばれる原理を使った新方式の風力発電装置の開発を進めるベンチャー企業のメカロ秋田が,その実用化開発を加速し始めた。風力発電は環境問題への対策が急務な中,環境負荷が少ない発電方式として太陽光発電などと並んで近年急速に注目を集めるようになっている。この流れに乗り,多数の風力発電装置メーカーが製品開発や市場開拓にしのぎを削っている。その中で,今回の方式を使った風力発電は通常の方式に比べ,(1)発電効率と費用対効果を高くできる可能性がある,(2)強風に強く構造的な耐久性が高い,といった特徴を持つ。この結果,現在の風力発電が抱えている問題を解決し,その普及を一気に拡大させる可能性がある。これに対してメカロ秋田は,これまで風車の直径2mといった比較的小型の実験機を使って基礎データを積み上げてきたが,2006年1月末に製品版に相当する直径10mの実験機を使ったフィールド実証試験を開始した。並行して2006年2月からは製品版向け試作機の設計にも着手する。これにより「2006年6月から受注を開始し,2006年9月に1号機を出荷する」(同社代表取締役の村上信博氏)ことを目指す。 野球のカーブなどの原理を活用 この風力発電に使われているマグナス効果は,野球でピッチャーがカーブを投げる際にボールが曲がったり,ストレートを投げた際にボールが浮き上がったりする原理である。自転している球や円柱が向かい風を受けると,向かい風と自転方向が一致する側では風の流速が速くなって圧力が小さくなるが,その反対側では流速が遅くなって圧力が大きくなる。この結果,球や円柱は一致する側へ向いた力を受けて,その方向に進むことになる(図1)。 この原理を風力発電に利用するためには,通常の風車では羽に相当する部分に複数の円柱を放射状に取り付ける。この複数の円柱をモーターなどで同じ方向に回転させながら,向かい風を受けさせると,マグナス効果によって風車が回転する。この回転エネルギーを電力に変換すれば風力発電が可能になる。このような原理は専門家の間では従来から知られており,マグナス効果を利用した風力発電を実現することは原理的には可能であることが分かっていた。しか し,これまでは十分な出力を得ることができず,実用化には至っていなかった。 メカロ秋田はこの難題に取り組み,マグナス効果を使った風力発電の利点を,実際の試作機でほぼ確認できるところまでこぎ着けた。まず,直径70cm の円柱1本を使った実験から,円柱の最適形状を検討し,単純な円柱ではなく円柱にスパイラル状のフィンを巻き付けた形状にすると出力を大幅に向上できることを見い出した。次に,直径2mの風車を試作し,円柱の周辺部をどのような形状にするかなどの風車設計,円柱を回転させるための機構を風車に組み込むための機械設計,さらに試作機の実際のデータとして発電効率を示す値Cpが0.34と通常の風力発電を上回ることを確認した(図2,図3)。続いて,直径5m機(図4)を開発,これを使って3カ月連続のフィールド試験を実施して分解検査をし,羽に換えて円柱を使っているので耐久性が高いことを証明できるデータも手に入れた。この際には,偶然台風により瞬間最大風速32m/秒という強風でも壊れることなく,発電できることも確認できた。通常の風力発電では,このような強風時には損壊を防ぐために発電を止める必要があるが,今回の方式では円柱の回転数を調節することで稼働させることが可能である。 現在は,10m機を使って実用化を意識したフィールド実証データの収集を進めている(図5)。実験継続中で詳細なデータは2006年6月ごろにまとまる見込みだが,すでにフィールド実証データから十分な出力が得られるメドが立っている。フィールド結果から(a)機械損失を減らせること,(b)スパイラル円柱の動バランスを改良して回転数を高めること,という2つの改良を実施できるメドが立っており,これらの改良に伴う改善効果をフィールド実証データに反映させると,図6,図7のような出力特性や年間発電量予測が得られることが分かってきた。 |