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富士電機システムズ兜覧ヘ発電所   〜秋田県西目町 2005/2/25
本発電所は、富士電機システムズ鰍ェ秋田県西目町の海岸線に建設途中の風力発電施設である。西目町での風力発電施設は、2004年6月に潟gーメンパワー西目が仁賀保町境に建設したVESTAS機(2000kW*15基)に次ぐ2例目で、本海岸線からも西目のVESTAS機15基が確認できる。サイトへは道の駅西目から海岸方向へ向かう。

設置される機種は、ドイツDeWind社製風車で、1250kW機及び600kW機が各1台建設される。1250kW機は茨城県波崎町と同機種、600kW機は栃木県都賀町と同機種のようだ。

デウィンド社の国内販売代理権は岩谷産業が持ち、国内21台受注の実績を有しているが、本格的な拡販を図るためにはエンジニアリング機能とアフターサービス・メンテナンス機能の面で充分な対応が必要であるとの判断から、従来より本分野で関係の深い富士電機と話を進め2003年4月に事業提携したものである。風力発電機のラインナップは、600kW, 1250kW, 2000kW(3500kW機開発中)

取材当日は、既に1250kW機の組立が終わり
600kW機のブレード取付作業の真っ最中でした。


冬季に北西の季節風が吹くとすると、どうも2基の
設置位置が風向ライン上にあるような感じが…


タワー奥にあるハブ

梱包が解かれ姿を現した3枚のブレード

プラモデルでも組立てるように手際良く進められる組立工事
常識的に考えて、部品の共用とメンテナンス性から2基を同じ機種にするべきと思われますが、何故機種を変える必要があったのか。2基の設置位置も、冬季の季節風が北西方向に卓越しているはずですが、わざわざ風向ライン上に重ねた理由等、疑問を抱えながらサイトを後にしました。関係者の方、ご覧になられてましたらご回答願います。