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波崎風力発電研究所
2002/10/12撮影
この施設は、四季を通して強い風が吹く、波崎砂丘の気象条件を生かした風力発電施設です。タワー2基の風力発電は、年間約270万キロワット時の電力を発電します。この量は一般家庭の消費電力の約800世帯分に相当します。また、クリーンエネルギーとして風力発電は、地球温暖化の原因となっている二酸化炭素の排出がありません。(風力発電で作られた1キロワット時の電気は、二酸化炭素の発生量を1キログラム分防いだことになり、地球温暖化防止に役立ちます。)このタワーには赤い模様がありますが、航空法に基づき昼間時の航空機の危険防止のため、赤色と白色の模様に染めるように決められています。そのため、特別にデザインされたものです。(この風力発電は、デンマークのNEG MICON社製アップウインド型1基600キロワットの能力で1998年12月より稼動しています。)悩まされ続けてきた風にも、時代の風は電力として、立派に社会に貢献します。今日も、季節の風に合わせて波崎の風車は、より大きな力となって回り続けます。
仕 様
タワー高 46m ナセル重量 20トン
翼直径 48m 発電開始風速 3m/s
総重量 82トン 発電停止風速 20m/s
ローター重量 17トン 耐風速 60m/s
タワー重量 42トン 単機出力 600kw
この風力発電設備は、通産省の「平成9年度新エネルギー事業者支援事業」の認定を受けて建設されたものです。
施主:株g崎風力発電研究所
施工:渇`原製作所

(施設に設置された掲示板より)

太平洋を渡ってくる風を真正面に受け、miconは晴天の下元気にブン廻っていた。

設置場所は茨城県波崎町。総武線特急しおさい号で銚子駅に降り
R124の銚子大橋を渡ると左手奥にその勇士が確認出来る。
(波崎海水浴場の北5kmの海岸線にあるSeaSidePark内)


対航空法により赤白に塗り分けられたナセルとブレード
ナセルの一部やブレードの先端に赤のペイントが施されたものは良く見るが
ここまで手の込んだものは珍しいかもしれません。官庁との折衝のご苦労が伺えます。


タワーと併設された変電設備
もう一方には見当たらない事から、2基分をここで制御しているものと思われます。