 |
この施設は、四季を通して強い風が吹く、波崎砂丘の気象条件を生かした風力発電施設です。タワー2基の風力発電は、年間約270万キロワット時の電力を発電します。この量は一般家庭の消費電力の約800世帯分に相当します。また、クリーンエネルギーとして風力発電は、地球温暖化の原因となっている二酸化炭素の排出がありません。(風力発電で作られた1キロワット時の電気は、二酸化炭素の発生量を1キログラム分防いだことになり、地球温暖化防止に役立ちます。)このタワーには赤い模様がありますが、航空法に基づき昼間時の航空機の危険防止のため、赤色と白色の模様に染めるように決められています。そのため、特別にデザインされたものです。(この風力発電は、デンマークのNEG MICON社製アップウインド型1基600キロワットの能力で1998年12月より稼動しています。)悩まされ続けてきた風にも、時代の風は電力として、立派に社会に貢献します。今日も、季節の風に合わせて波崎の風車は、より大きな力となって回り続けます。
仕 様 |
タワー高 |
46m |
ナセル重量 |
20トン |
翼直径 |
48m |
発電開始風速 |
3m/s |
総重量 |
82トン |
発電停止風速 |
20m/s |
ローター重量 |
17トン |
耐風速 |
60m/s |
タワー重量 |
42トン |
単機出力 |
600kw |
|
この風力発電設備は、通産省の「平成9年度新エネルギー事業者支援事業」の認定を受けて建設されたものです。
施主:株g崎風力発電研究所
施工:渇`原製作所
(施設に設置された掲示板より) |
|
太平洋を渡ってくる風を真正面に受け、miconは晴天の下元気にブン廻っていた。
 |
設置場所は茨城県波崎町。総武線特急しおさい号で銚子駅に降り
R124の銚子大橋を渡ると左手奥にその勇士が確認出来る。
(波崎海水浴場の北5kmの海岸線にあるSeaSidePark内)
 |
対航空法により赤白に塗り分けられたナセルとブレード
ナセルの一部やブレードの先端に赤のペイントが施されたものは良く見るが
ここまで手の込んだものは珍しいかもしれません。官庁との折衝のご苦労が伺えます。
 |
タワーと併設された変電設備
もう一方には見当たらない事から、2基分をここで制御しているものと思われます。
 |