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阿桜酒造酒蔵見学  2003/2/22


久々の雪が舞い散る中、横手市の唯一の酒蔵「阿桜酒造」を見学させて頂いた。
阿桜酒造は横手市と北上市を結ぶ国107号線沿いに工場があり、「雪の音(ゆきのね)」
「秋田ばやし」「かまくら」等の銘柄を製造する従業員12名(冬季+10名)の酒蔵である。

車の鍵入りのカメラ袋を会場に置き忘れ、22日に引続き23日にも家族で工場を見学
させて頂いた事を付け加えておく。説明文中日付入りの写真が翌日分である。
片倉専務、照井杜氏どうもお世話になりました。またお邪魔致します。

地元を中心に当日集まった20数名の酒通の皆さん

麹室を案内してくれた杜氏の照井俊男さん。左は我家の杜氏長。(2/23)

一粒一粒がパラパラの状態の麹は発酵後3-4日で仕込に使用。純白の綺麗な麹です。

洗米機。研ぎ磨かれた酒米が綺麗に洗われ輝いています。

蒸し上がった酒米を解しながら仕込樽に移送する作業。良い香りに包まれてます。(2/23)

仕込樽。全て鉄にグラスライニングを施したタンクでした。

仕込3日目の醪。仕込室内が果実のような甘い香に包まれてました。

仕込樽から圧搾機に醪を移送するポンプ装置。

醪を搾る圧搾機。

当日午前中搾りたての原酒
この状態で度数は20%を超え、これを仕込水で希釈し度数調整後市場に出回る事となる。
原酒は黄金色をしてたんですね。非常に濃厚でしびれるお酒でした。


自動化が進む酒蔵が多い中、昔ながらの手作業中心の酒蔵であるが
唯一機械が稼動していた奥の洗瓶機と滅菌機、そして手前の充填機。


充填された瓶に蓋をする封緘機

工場内を案内して頂いた片倉専務と杜氏の照井さん

市場に出回らない貴重なお酒をご馳走してくれた照井杜氏
三内杜氏で有名な平鹿郡三内村ご出身で、非常に「ひとっこ」が良く、三内杜氏の
温もりを感じられた二日間でした。沢山のお土産頂戴しまして心より御礼申し上げます。
秋田に来られた際には必ず寄っていって下さい。


当日振舞われた御酒の一部
阿桜酒造株式会社
創         業 明治19年 会社設立大正7年
所   在   地 秋田県横手市大沢字西野67-2
主要商品 雪の音、秋田囃子、かまくら
電話・FAX 0182-32-0126 ・32-3448
e-mail info@azakura.co.jp