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自宅新築後、居間から続きの超大型ウッドデッキを作ろうかと思い、いたずらでCADを打った事(庭作りの頁参照)もありましたが、事情によりその位置に一部屋増築する事となり、デッキの事も暫く忘れていました。増築部の工事も終わりかけた頃から庭に目が向くようになり、忘れかけてたデッキ製作を思い出してしまったのが事の始まりです。幸いにも増築工事の際に新設したテラス下にちょうど良いスペースがあった事から、この3坪弱のスペースを利用しオリジナルウッドデッキを自作する事にしました。ドゥーパ片手にデッキ製作の始まり始まり〜! | ||||
2003/5/9 プランニング デッキに直接雨があたる事に若干抵抗を感じていた事から、デッキの形状は先に完成しているテラスと同じ形状とする事にしました。少しは後々のメンテナンスも楽になるでしょう。っと言う訳でプランニング終了! (こんなんで良いのかい!?) 写真は作業開始直前の現場 |
2003/5/10(土)晴 基礎工事その1 一部に45度の斜め部分がある上、デッキの仕上り高さが高い事から玄関アプローチ側へ階段(1段)の必要性有と、初めて手掛ける割には結構やりがいのある構図を描きながらデッキ製作の開始です。本日の作業は、水糸を張り束石を並べるところまでです。 |
水糸は住居の水切りを基準とし文字通り水平展開しました。束石を置く位置で縦横の水糸を 交差させると参考書には書いてましたが、縦横の通りの位置さえあってれば問題ないと 思うため、あまり神経質にならなくて良いかと思います。最終的な仕上り高さは束柱で 微調整かけるので、束石の高さに関しても神経質になる必要はないと思います。 捨コン打った上に束石を置いた状態。左官屋さんの有難味を全身に感じつつ本日の作業無事終了! |
2003/5/11(日)晴 基礎工事その2 昨日に引き続き左官屋さんごっこの2日目です。俺には左官屋さんは向いていないと感じながら、本日の予定は束石の廻りに砕石を敷詰め、コンクリートを流し込むところまでです。順調に行けば今日で左官屋さんごっこはおしまいのはずです。 |
始めにコンクリを流すための型枠の設置からです。増築部工事で出た残材を使い適当な棒で 押さえながらコンパネを固定していきます。押さえが甘いと隙間からコンクリが漏れてきます。 次に束石の廻りに砕石を敷詰めます。コンクリの下地となるため、石がコンクリから顔を 出さないよう均しておきます。砕石の上に置くメッシュも容易しましたが、切断するカッターを 持っておらず、デッキが出来れば目につかない部分である事から、目を瞑る事にする。 |
基礎の側面の仕上りを考慮し、型枠と砕石の間に隙間を設けます。 |
セメント9袋を使用し、十数回コンクリ練りを楽しんだ結果が以下の通り。 素人の仕事としてはまずまずでしょう。っと言う事でめでたく左官屋さんごっこは終了! 今回の基礎打ちに使用した材料はセメント9袋、束石14個、砕石約1t、川砂約1t、計約2万円 他にモルタルを撫でるコテ1丁1,380円、水平器1丁1,780円の出費でした。 |
2003/5/17 木材購入&塗料下塗り 先週の左官屋さんごっこに引続き、今週は大工さんごっこで休日を有意義に過ごしました。 本日はデッキに使う材木を午前中にホームセンターで仕入れ、午後からは防虫防腐塗料の下塗りを行いました。今回購入した材料は、基礎部分に使うホワイトウッド面取り90*90*3660を8本(23,760円)、床材に使う2×4材39*89*3650を40本(21,880円)、他にドウダンの生垣用の竹9尺を6本(2,280円)、塗料はWoodGuard7Lマホガニー色を1缶(7,800円)、刷毛2本(200円)、コースレッド75mm半ネジ釘400本入り1箱(297円)、ローラー付カンナ1丁(1,080円)、占めて60,161円の出費となりました。(現在までの材料費計約83,321円) |
下塗り前の木材 下塗り後の木材 色はテラスの柱や天井の木材と統一させるべく、マホガニー色を選択 先週の左官仕事と比べると力仕事がない分、非常に楽しみながら作業を進められました。 次回以降はいよいよ大工仕事に入ります。明日は弘前に行く用事があるため作業は休みですが 来週の平日の夜に少しずつ作業を進めれば来週末にはいよいよ完成しそうな感じですね。 |
2003/5/21 大工工事開始 会社から帰ってから晩酌までの時間を使い、数日で床板を張る手前まで仕上りました。床板を張る前に細かい細工が残っているため、実際に床板を張るのは次の休日になる見込みです。土曜日暇な方は手袋持参で是非見物にお越し下さい。 |
束柱と根太の接合に75mmのコースレッドのみでは若干不安があったため 根太同士及び根太-束柱を端材を使って補強し全体的な強度アップを図りました。 予定ではテラスの天井と同じ向きで同色の床が張られ、吹抜けのシャラの隙間から 囲炉裏端、その奥には純和風の庭を見通す雰囲気を想定しています。 |
2003/5/24 ウッドデッキ完成! 晩酌の時間を削って頑張った甲斐があり、ついに本日完成を見る事となりました。 今朝は、昨晩から始まった床板張りの続きから作業を開始し、幕板の加工、玄関アプローチからの踏石の敷設、防虫防腐塗料の二度目の塗装と、結局丸一日掛けて完成となりました。 |
床板は57mmのコースレッドを充電ドリルを使って止めていきますが、仕上り後の見栄えを考慮し 水糸を張り、一直線上に打つようにします。更に適当な端材に打つ位置を印し、これに合わせて 打ち込めば言う事なしです。床板同士の間隔は、3mm〜5mmとドゥーパには書かれていますが 今回は中間をとって4mm空けてみました。写真にあるように4mmのボルトを挟みながら床板を 止めていきましたが、4mm厚のL字金具等があれば作業性が向上した事でしょう。 床板を止め終わったら、幕板を張る箇所を切り揃えます。Rや角がある場合は写真にあるジグソー 直線部は丸ノコを使用して切っていきます。切った後は軽く鉋(かんな)掛けし、下地を整えます。 尚、切口には都度防虫防腐塗料を塗っておきます。特に木口は水が染込み易く、腐れ易い為 念入りに塗料を染込ませます。 昼御飯&お神酒の効果か、午後の作業は気合が入り、写真どころではない状態だったため 途中の写真が抜けましたが、上の写真の後に幕板を張り、機材の片付け、床面の水拭き後 二度目の防虫防腐塗料を塗布し、待ちに待った完成となりました。今回使った塗料の 乾燥時間は24時間でしたので、明日の夕方までデッキ上での祝杯はおあずけです。 玄関アプローチ側からデッキに上がる踏石(男鹿石) 踏石の周囲に植える玉龍はまだポットに入ったままですが 明日の朝から植え込む予定です。 テラスを支える柱、天井、そして今回作成したデッキは全て マホガニ色で統一され、綺麗な収まり具合となりました。 吹抜けに植えたシャラと、その根元に植えた洋芝の緑が映えます。 デッキ越しにちらりと見える囲炉裏端が良い雰囲気です。 飲兵衛の皆さん!冷えたビール持参で是非遊びに来て下さい。 |
おわり |